旬食材カレンダー

春(3月~5月)

野菜・果物 イチゴ、タケノコ、新タマネギ)、キャベツ、ウド、セロリ
魚介類 マダイ、マナガツオ、トビウオ、サワラ、サヨリ、メバル、ヤマメ、ヒメマス、シラウオ、アサリ、ハマグリ

タケノコ:
タケノコの漢字は「筍」で、「旬」の漢字に竹かんむりがついています。
この字は、生え始めて10日以内の竹を意味します。つまり、竹の旬という意味です。

新タマネギ:
乾燥タマネギは生産農家から通年出荷されますが、乾燥を経ずに出荷される「新タマネギ」は、収穫期である4月から6月が旬。

春キャベツ、新キャベツ:
キャベツは通年出荷されていますが、出荷量は冬が一番多くなります。しかし、春に出荷されるものは「春キャベツ」「新キャベツ」と呼ばれ、甘みが多く人気が高いです。

貝類:
アサリやハマグリに代表される貝類は春に美味しくなるものが多いです。

夏(6月~8月)

野菜・果物 ビワ、ウメ、サクランボ、モモ、スイカ、キュウリ、ナス、トマト、ピーマン、トウモロコシ、オクラ、ニガウリ(ゴーヤー)、モロヘイヤ、ミョウガ、カボチャ、玉ねぎ、ジャガイモ、茶(新茶)
魚介類 アイナメ、カツオ、マアジ、シマアジ、タチウオ、コイ、ニジマス、アユ、アナゴ、ウナギ、スルメイカ、ハモ、スズキ、アワビ

茶:
茶はこの時期に新しい茶葉を摘んで、新茶を作ります。

カツオ:
カツオは春に海流に乗って日本の東側の海を北上します。その時に穫れるカツオは「初鰹」と呼ばれ、珍重されています。
しかし、カツオが一番美味しくなるのは秋で、その時期がカツオの旬です。この頃のカツオは「戻り鰹」と呼ばれます。(夏の間、北の海で過ごしたカツオが寒くなってくると南下するので、「戻る」と言います。)

ウナギ:
ウナギが一番美味しいのは晩秋から冬ですが、土用の丑の日(七月の半ば)にウナギを食べるという習慣があり、その前後に出荷量が多くなります。

秋(9月~11月)

野菜・果物 カキ、クリ、イチジク、ブドウ、ナシ、リンゴ、アケビ、メロン、レンコン、カブ、ニンジン、レタス、サツマイモ、コメ(新米)
きのこ マツタケ、シイタケ、シメジ、マイタケ
魚介類 サンマ、サバ、サケ、シシャモ、ホッケ、カツオ、カキ

秋は色々な食材が美味しくなる時期です。多くのキノコは秋が旬です。その中でも、マツタケは独特の強い香りが珍重され、高値で取引されます。

サンマ:
サンマは秋が旬の魚の代表的なものです。

カキ:
カキは寒い時期が一番美味しいと言われている貝です。秋から冬にかけて、たくさん食べられます。

冬(12月~2月)

野菜・果物 白菜、ミカン、ダイコン、ゴボウ、里芋、リンゴ
きのこ エノキタケ
魚介類 タラ、ブリ(寒ブリ)、アンコウ、ヒラメ、カニ、アマエビ、フグ 、カキ

旬の食材カレンダー:
http://k52.org/syokuzai/

Column

番外編

江戸文化に造詣深い筆者による日本の食に関するコラムです。

本書掲載レシピ写真撮影:亀井宏昭写真事務所
本サイト掲載レシピ動画撮影:福留奈美