発酵食品と漬物
有機物が微生物によって分解される時には、「腐敗」か「発酵」の二つのうちどちらかが起こります。食べ物に「腐敗」が起こると、食べ物は腐ってしまい、食用には適さなくなります。
しかし、特定の微生物が「発酵」を起こすと、その結果は「発酵食品」となり、食用に適した物が作られます。発酵によってできた代表的な食品には、ヨーグルト、チーズ、納豆、キムチ、醤油、味噌などがあり、日本酒、ビール、ワイン、パン、鰹節なども発酵食品です。
これらの発酵はカビ、細菌、酵母菌などの働きによって起こります。
発酵は自然に発生するので、昔から人々は発酵した食べ物を食べたり、材料を発酵させたりして食べてきました。その歴史は諸説ありますが、数千年前にワインが作られていた記録が残っています。
また、遊牧民が食べていたヨーグルトも古くから食べられていた発酵食品です。
人間は数千年以上前から発酵食品を食べています。
ワイン チーズ ヨーグルト 酒 ウィスキー ビール 味噌 醤油 豆腐 納豆 かつお節