難易度3 一覧

小噺別に練習風景や本番の様子をご紹介します。

小噺コレクションにもある小噺を、難易度別にご紹介します。挑戦したい小噺の練習にお役立てください。

二発で百円

「けんちゃーん、ちょっといらっしゃい」
「なぁにお母さん」
「これからお母さん、山田さんの家に行くんだけど、一緒に行ってくれない?」
「どうして?」
「ほら、よくおならが出るでしょう」
「うん」
「だから山田さんの家に行っておならが出たら、けんちゃんがやったって言ってくれない?」
「えー嫌だ!」
「お願い、百円あげるから」
「えー百円くれるの? それなら良いよ」
それからお母さんとけんちゃんは山田さんの家にいきました。
それから山田さんと話している時、大きなおならが、ぶー、と出ました。
「まぁけんちゃん、お行儀が悪い。恥ずかしいでしょう」
「ごめんなさい、うっかり出ちゃったの」
「気をつけなさい」
それからお母さんと山田さんが話しているとき、もう一度大きなおならが、ぶー、と出ました」
「うぁああ、お母さん、二発で百円じゃ嫌だぁ! 二百円くれる?」

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オウム

A「うちのオウムのこと、話したことあったっけ?」
B「オウム飼ってたの?」
A「うん、かしこいオウムだったんだよ。右足のひもをチョンチョンと引くと、 『オハヨウ』と言うように教えたんだ。」
B「うそ!」
A「本当だよ、それに左足のひもをチョンチョンと引くと、『コンバンワ』と言うんだよ。」
B「へえ、すごいじゃないか。」
A「だろう?じゃあ、両方のひもをいっぺんに引いたら、オウムは何て言ったか、 わかる?」
B「『オハヨウ』と『コンバンワ』を合わせて、『コンニチワ』?」
A「ううん、オウムはこういったんだよ。『危ネェ、落チルジャネェカ!』」

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交通事故

ある日、車の事故があって、家族全員が死んでしまいました。でも、この家族が飼っていた猿が生きていました。この猿はただの猿ではありません。この猿は人間の言葉が分かります。そこで、警察がこの猿に事故について質問しました。
警官「私が言っている言葉が分かるかい?」
猿「ウキキキキキキキ(うなづく)。」
警官「じゃあ、まず、事故が起こる前に、お父さんは何をしていたんだい?」
猿「ウキ、ウキ、ウキキキキ。(携帯電話で話しているジェスチャー)」
警官「そうか。それが事故の原因かもしれないな…じゃ、お母さんは何をしていたんだい?」
猿 「ウキ、ウキ。。(居眠りのジェスチャー)」
警官「そうか。それも事故の原因かもしれないな… じゃ、子供たちは何をしていたんだい?」
猿 「ウキキキキキキキ (喧嘩しているジェスチャー)」
警官 「そうか。それも事故の原因かもしれないな… ところで、お前は何をしていたんだい?」
猿「ウキキキキキキキ (車を運転しているジェスチャー)」
(猿の鳴き声は「ウキウキ」じゃなくてもいい。)

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登校拒否

母親「ねえねぇ、早く起きなさい。学校に行く時間でしょ。」
息子「お母さん、学校になんか行きたくないよ~。」
母親「え?どうして、行きたくないの?」
息子「だってぇ、生徒たちは僕のことを嫌ってるし、先生だって僕のこと嫌ってるんだよ。」
母親「そんなの理由になってないわよ。さあ、起きて支度しなさい!」
息子「じゃあ、どうして学校なんかに行かなくちゃいけないのか、理由を言ってよぉ。」
母親「だってあなたは校長先生でしょ!」

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ホースを貸して下さい

「すみません」
「おー佐一さん、こんにちは」
「すみません、ちょっとお話したいんですけど良いですか?」
「あ、いいですよ。中に入りませんか?」
「ありがとうございます」
「おかけください」
「あ、ありがとうございます」
「さて、佐一さん、何かご用ですか?」
「実は父がお宅のホースを借りたいと言っております」
「あー、ホースですか。良いですよ。あ、でも何にお使いになるか聞いても良いですか?」
「家が火事です」

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入院

患者「先生、私は何の病気だったんですか?」
先生「悪性の伝染病です。こんな酷いのは見たことが無い」
患者「え、なんでこんな、私はどうなるんですか?」
先生「入院してもらって、隔離することになります。食事はホットケーキ、ピザとクラッカーです」
患者「え、それで良くなるんですか?」
先生「いえ、そういう訳ではないんですが、ドアの下から入るのはその3つだけです」

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台風六号

(リーンリーン)
「お電話ありがとうございます。ミドルベリー旅館でございます。ええ、そうですか。ではまたのお越しをお待ちしております。では失礼いたします」
「おい、またキャンセルか?」
「ええ、台風が来るから行けませんって」
「仕方がないなぁ」
「そうですね、天気予報でも台風台風って言っていますから」
(リーンリーン)
「ミドルベリー旅館でございます」
「今晩は必ず行きます」
「ええ、あなた、この方は必ず行きますって」
「すごいな、そういう客は大切にしないと」
「どなたかしら。あの、どちらさまでいらっしゃいますか?」
「台風六号です」

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弁護士

肉屋「弁護士の先生!助けてください!」
弁護士「肉屋さん、どうしたんですか?」
肉屋「実は、うちで一番高い肉を犬に持ってかれちまったんです。」
弁護士「犬に?で、その犬はどこの家の犬か、わかってるんですか?」
肉屋「ええ、それは大丈夫です。」
弁護士「その犬が肉を取るところを見た人は他にもいますか?」
肉屋「ええ、お客さん、たくさんいましたから。」
弁護士「じゃあ、問題ありませんよ。その犬の飼い主に払わせればいいんです」
肉屋「そうですか!いや~先生に相談してよかった。表の看板通り、早くてわかりやすいですね!」
弁護士「そうでしょう。」
肉屋「で、その犬っていうのが、実は先生のお宅の犬でしで…。」
弁護士「え?うちのジョンですか?…本当に?」
肉屋「ええ、間違いありません。」
弁護士「そうですか。で、その肉っていうのはいくらですか?」
肉屋「へヘ、毎度ありがとうございます。2万円になります。」
弁護士「2万円!?どうしてそんなに高いんですか。」
肉屋「はあ、一番高い肉ですから。」
弁護士「仕方ないですね。じゃあ、私に1万円払ってください。」
肉屋「え?ちょっと先生、何で私が払うんですか?」
弁護士「表の看板見たでしょう?うちは相談料、3万円ですから」

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パソコンの夫

妻「あなた、お帰りなさい。」
夫「玄関にログインしています。」
妻「ねえ、あなた、お肉買ってきてくれた。」
夫「コマンドまたはファイル名が違います。」
妻「何言っているのよ。今朝、あれほどたのんじゃない。」
夫「ファイルが見つかりません。」
妻「腹立つ人ね。いいわよ、私が買ってくるから。お金ちょうだい。」
夫「アクセスが拒否されました」
妻「あなたのような人と結婚したのが間違いだったわ」
夫「ネットワークを削除しますか。」
妻「いいわよ、別れましょう」

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